日々の掃除にあると便利なハンディタイプ掃除機。では、買いやすい1万円以下のコスパ最強のハンディ掃除機は?
サタプラ(サタデープラス) 2025年10月25日 ひたすら試してランキングおすすめベスト5は、買って失敗しない1万円以下のハンディタイプ掃除機を比較検証。
評価の結果、総合ランキング1位はレイコップの「ハンディクリーナー Mobi」でした。
1万円以下ハンディ掃除機の評価のチェックポイント
今回は家電量販店やネットなどで購入できる1万円以下で買えるハンディ掃除機、13種類が対象。そしてサタプラ独自の方法にて徹底調査。
チェック項目は以下の5項目。
- 軽さ
- 吸引力
- 機能性
- 持続力
- 静音性
この5項目ごとに10点満点で採点をし、5項目の合計点の順位でランキング化。
ハンディ掃除機の評価の助っ人
今回のハンディ掃除機の回では、家電ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさんが助っ人に。
神原サリーさんは、これまで1万点以上の家電を試した家電のスペシャリスト。
香港で開催された香港エレクトロニクス・フェアでは日本人ジャーナリストとした唯一招待された方。
軽さ
こまめに掃除ができるハンディタイプの掃除機だからこそ、軽さは重要。
軽さは、実際の重量を測定するとともに、手に持ってみて感じる重さと持ちやすさもチェック。
12種類の平均は約494g。
軽さ1位は、ドン・キホーテの「吸引噴射コンパクトハンディクリーナー」(4,399円)。
重さはなんと311g!
なるべく軽い掃除機が欲しい方に嬉しいハンディ掃除機。
吸引力
吸引力は、布巾で拭き取るのが面倒なコーヒーの粉と重さがあって手で取るのが面倒な小石を吸い取って検証。
用意した長さ1mの特設コースに、コーヒーの粉と小石を敷いて、吸い取るタイムを計測してタイムを比較。速く吸い取った方が吸引力が強い。
13種類の平均タイムは29秒。
吸引力1位は、アピックスインターナショナルの「パピカル 2wayクリーナー」(3,480円)。
タイムは驚愕の9秒58を記録。粉と石の違いが分からないほどの吸引力を発揮。
アピックスインターナショナルは、2008年にしずく型加湿器を発売したメーカーとして有名な家電雑貨メーカー。
アピックスインターナショナルでは、ハンディ掃除機の吸い口の大きさ、形、角度を徹底研究。
吸引パワーを第一優先とし、動作音には目をつむり、高回転のDCモーターを採用することで、脅威の吸引力を実現したのだとか。
吸引力の評価で他に紹介されたハンディ掃除機は以下の通り。
- 21秒34:オーム電機「充電式ハンディークリーナー」(5,478円)
- 14秒65:アイリスオーヤマ「充電式ハンディクリーナー HCD-21-W」(9,980円)
- 13秒72:イオン「ホームコーディ コードレスハンディクリーナー」(4,928円)
機能性
機能性は、掃除に便利なノズルの種類、ゴミ捨てやお手入れのしやすさなどの機能をチェック。
機能性1位は、ウイナーズの「レコルト コードレス ウェット&ドライ クリーナー」(8,800円)。
レコルトは自動調理ポットが人気で有名。
「レコルト コードレス ウェット&ドライ クリーナー」の特徴は、機能的な4種類のアタッチメント。
格子ノズルは小さいものを吸い込まずに埃だけを吸い取ってくれるアタッチメント。デスクの上や引き出しの中を掃除するのに便利。
ファブリックノズルは布を吸い込まずにゴミだけを吸い、シリコン製の先細ブラシノズルはサッシの隙間掃除に便利なアタッチメント。
また乾湿両用のハンディ掃除機で、液体を吸うときはウェットノズルを使います。
お手入れは丸洗いできるので衛生的。
機能性でその他紹介されたハンディ掃除機
機能性部門でその他紹介されたハンディ掃除機は以下の通り。
- ヒーローグリーン「コードレスハンディクリーナー」
- AQUA「コードレスハンディクリーナー Pet Primo AQC-SP1R」
- スタンレーブラック・アンド・デッカー「乾湿両用ダストバスター」
ヒーローグリーン「コードレスハンディクリーナー」
ヒーローグリーンは長野県の生活家電メーカー。
「コードレスハンディクリーナー」(4,980円)のアタッチメントのノズルはロングノズル。長さは一般的なノズルの倍。
ソファーの隙間もスッと入るので隙間掃除に便利。ロングノズルなのにちゃんと吸えるのは吸引力がある証拠。
AQUA「コードレスハンディクリーナー Pet Primo AQC-SD1R」
AQUAは2012年に三洋電機の生活家電事業を引き継いだメーカー。
「コードレスハンディクリーナー Pet Primo AQC-SD1R」のケトリノズルは、ホコリや毛をキャッチするのに特化。
一般的なノズルの場合、カーテンなどの薄くて軽いものはゴミと一緒に吸いこんでしまうが、ケトリノズルは空気を逃してホコリをキャッチして掃除ができるとのこと。
また面倒な髪の毛やペットの毛などの掃除も、裏側の起毛部分でキャッチして吸い取ることができるのだとか。
スタンレーブラック・アンド・デッカー「乾湿両用ダストバスター WDC215g/G」
アメリカのメーカー、スタンレーブラック・アンド・デッカー社は、世界初のコードレスハンディ掃除機を開発した会社。
1910年にアメリカで設立された老舗電動工具メーカーで、1979年にドリルの技術を用いてハンディクリーナーを販売したのだとか。
「乾湿両用ダストバスター WDC215g/G」(6,578円)は、スタンレーブラック・アンド・デッカー社の最新機種で、特徴は液体も吸いこめること。
こぼした牛乳やジュースなど、スッと吸い込み戻ってこない仕組み。吸った液体はそのまま捨てるだけ。丸洗いも可能なので気になる衛生も問題なし。
持続力
持続力は充電の持ち調査。
対象のハンディ掃除機13台をすべてフル充電し、同時に吸引スタート。ノーマルモードで連続運転し、バッテリーが切れるまでの時間を測定。
ちなみに、13台の中で最も早くバッテリーが切れたハンディ掃除機の時間は8分6秒。
持続力1位は、Haier(ハイアール)の「USB充電式ハンディークリーナー JC-BHC4A」(9,500円)。
なんと!43分40秒も稼働。
バッテリーには充電式リチウムイオン電池を採用し、モーターとバッテリーのバランス設計により大容量の大容量の電池を搭載しているため、驚異的な持続力を発揮しているのだとか。
静音性
静かな夜に掃除をしたいときなど、掃除機の音はできるだけ小さいほうが魅力的。
静音性は騒音計使い、掃除機から1メートル離れた場所から測定し、比較。13機種の平均は72.0dB。
静音性1位は、Franc Francの「ハンディクリーナー&エアダスター」(3,500円)。騒音計の数値は65.2dbとかなり静か。
ブレにくいアルミ合金製の羽根を採用し、嫌な音を遮断するカバーを使用することで音を軽減。
テスターの感想では、これで吸えている?というくらい静かとのこと。
しかし、吸引力テストでは平均値(29秒)よりも速い28秒82でした。
ハンディ掃除機 おすすめベスト5の結果
ハンディ掃除機(1万円以下)のひたすら試して総合ランキング、おすすめベスト5の結果は以下の通りでした。
- 1位 レイコップ「ハンディクリーナー Mobi」
- 2位 Franc Franc「ハンディクリーナー&エアダスター」
- 3位 ヒーローグリーン「コードレスハンディクリーナー」
- 4位 ウィナーズ「レコルト コードレス ウェット&ドライクリーナー」
- 5位 アピックスインターナショナル「ハピカル 2wayクリーナー」
1位 レイコップ「ハンディクリーナー Mobi」
総合ランキング1位は、レイコップの「ハンディクリーナーMobi」(8,800円)。
総合得点は50点中、45点を獲得。
- 軽さ:9
- 吸引力:9
- 機能性:10
- 持続力:8
- 静音性:9
部門でトップは獲れなかったものの各項目で高得点を獲得し、総合ランキング1位に。
吸引力のテストでは17秒28と高記録。
静音性も高く静音性の評価では2位。耳障りな高音域を抑えるために透明のダストボックスは厚みの素材を採用。
掃除機に溜まったゴミを捨てるのも楽々でワンタッチでゴミ捨て可能。しかも透明なので中のゴミが見やすい特徴も。
フィルターには空気清浄にも使われる高性能のフィルター、HEPAフィルターを採用し、排気も綺麗。
布団クリーナーで人気を博したレイコップならではのハンディ掃除機。
2位 Franc Franc「ハンディクリーナー&エアダスター」
総合ランキング2位は、Franc Francの「ハンディクリーナー&エアダスター」(3,500円)。
総合得点は50点中、44点を獲得。
- 軽さ:10
- 吸引力:7
- 機能性:8
- 持続力:9
- 静音性:10
低価格でコンパクト、静音性の高さが特徴のハンディ掃除機。
中でも静音性は圧倒的の静かさの65.2dBで1位。寝ている子供も起きないと思えるほどの静音性。夜の掃除も問題なさそう。
重量は321gと軽さ部門で2位。
排気口にノズルがつけるとブロワー機能が使え、キーボードの掃除なども可能。
持続力も高く、持続力のテストでは34分30秒とこちらも2位。
3位 ヒーローグリーン「コードレスハンディクリーナー」
総合ランキング3位は、ヒーローグリーンの「コードレスハンディクリーナー」(4,980円)
総合得点は50点中、42点を獲得。
- 軽さ:8
- 吸引力:9
- 機能性:9
- 持続力:8
- 静音性:8
部門トップの項目がないながら、まんべんなく高得点を記録し総合ランキング3位。
付属のロングノズルが好評。長いノズルなので車の座席の下の掃除がしやすそうとの感想。
長いノズルでゴミをちゃんと吸引できるのは吸引力が強いからとのこと。吸引力のテストでは17秒25と高記録。
4位 ウィナーズ「レコルト コードレス ウェット&ドライクリーナー」
総合ランキング4位は、ウィナーズの「レコルト コードレス ウェット&ドライクリーナー」(8,800円)。
総合得点は50点中、40点を獲得。
- 軽さ:7
- 吸引力:7
- 機能性:10
- 持続力:9
- 静音性:7
ウィナーズの「レコルト コードレス ウェット&ドライクリーナー」は、1万円以下のハンディ掃除機とは思えないほどの充実の機能が特徴。
小物を吸い込まない形状の格子ノズル、衣類の花粉やホコリ掃除に便利なファブリックノズル、こぼれた液体を吸うウェットノズルなど、多彩なアタッチメントが充実。
吸引力テストでは平均時間より速い27秒12を記録し、持続力は全体2位と高成績。
5位 アピックスインターナショナル「ハピカル 2wayクリーナー」
総合ランキング5位は、アピックスインターナショナルの「ハピカル 2wayクリーナー」(3,480円)。
総合得点は50点中、39点を獲得。
- 軽さ:9
- 吸引力:10
- 機能性:8
- 持続力:6
- 静音性:6
3千円台の低価格ながら圧倒的な吸引力を誇るハンディ掃除機。吸引力の部門では1位。
動作音を気にせずパワーに特化。吸引力のテストでは圧巻タイム、9秒58を記録。
パワーを活かすアタッチメントも豊富に取り揃え。
排気口にノズルをセットするとブロワー機能が使え、吸う力が超強力なので吐き出す力も超強力。
ハンディタイプ掃除機のオススメランキングのまとめ
1万円以下で購入できるハンディタイプ掃除機のオススメ総合ランキング1位は、レイコップの「ハンディクリーナー Mobi」でした。
各ハンディ掃除機はそれぞれ得意分野があるので、自分の生活環境にあったハンディ掃除機を選ぶのもポイントです。
迷いに迷ったら総合ランキングを参考に。
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