もしかしたら、手持ちの硬貨に金額以上の価値があるかもしれません!
普段使っている硬貨のうち、発行枚数が少ない希少な硬貨は、10倍、600倍、3000倍もの価値があるそうです。
この差って何ですか?2019年5月14日放送、金額以上の価値がある硬貨の差、金額以上の価値がある昭和と平成のプレミア硬貨ベスト5で紹介。
20年ぶりにお札と500円硬貨が新しくなることでプレミア硬貨の価値が更に上がる?
2024年に、約20年ぶりに1万円札、5000円札、1000円札、500円玉のデザインが一新されます。このデザイン一新によって、もう作られない昭和や平成のプレミア硬貨の価値が更に上がると言われているそうです。
なので手元にプレミア硬貨があるかチェック必須!あったら保管しておきましょう。
昭和・平成のプレミア硬貨ベスト5を教えてくれるのは、貨幣の売買に携わって30年のコイン鑑定士のプロ、寺田実さん。
昭和のプレミア硬貨ベスト5
昭和のプレミア硬貨ベスト5は以下の通り。
- 1位:昭和61年の10円玉。2000倍の価値あり。(ただし条件付き)
- 2位:昭和62年の50円玉。60倍の価値があり。
- 3位:昭和32年の5円玉。50倍の価値あり。
- 4位:昭和33年の10円玉。10倍の価値あり。
- 5位:昭和62年の500円玉。4倍の価値あり。
1位のプレミア硬貨の昭和61年の10円玉には条件が付きます。昭和61年の10円玉には前期と後期でデザインが異なります。前期は10円の価値のままですが、後期の10円玉は2000倍の価値あり。
コインの裏側に刻まれている平等院の階段が微妙に違っており、柱の部分と床の部分がくっついていないものが後期のデザインとなります。
3位の昭和32年の5円玉は楷書体で刻まれています。現在はゴシック体。楷書体の5円玉は昭和24年から昭和33年(29年、30年、31年は未発行)に発行。その中で昭和32年は極端に少ないとのこと。
4位の昭和33年の10円玉は側面がギザギザの10円玉。いわゆるギザ10と呼ばれているヤツ。
5位の昭和62年の500円玉は発行枚数がかなり少なく、多いときは6億枚も発行するそうなのですが、270万枚しか発行してないとのこと。昭和64年の500円玉が発行枚数少ないと思っていたのですが、62年の方が少ないとは意外でした。
平成のプレミア硬貨ベスト5
- 1位:平成23年、24年、25年、29年、30年の1円玉。3000倍の価値あり。
- 2位:平成22年、23年、24年、25年の5円玉。600倍の価値あり。
- 3位:平成22年、23年、24年、25年の50円玉。60倍の価値あり。
- 4位:平成21年の5円玉。40倍の価値あり。
- 5位:平成13年の100円玉。7倍の価値あり。
1位は1円玉ですが、3000倍の価値ということは1円が3000円!それも結構最近発行の1円玉なので、結構、手元にあるかもです。
2位と3位は、平成22~25年に発行の5円玉と50円玉。電子マネーが普及し始めたのがこのあたりで、キャッシュレス化が進み、コインの使用が減るため、発行枚数が減ったのだとか。キャッシュレス化はますます進んでいますから、今後も希少価値の高い硬貨がたくさん出てくるかもです。
その他覚えておきたいプレミア硬貨
ベスト5には入っていませんでしたが、以下のプレミア硬貨も覚えておくと得するかも。
- 昭和64年の500円玉。3倍の価値。
- 平成14年の50円玉。4倍の価値。
硬貨は劣化しないと製造されない
硬貨は劣化した硬貨が増えないと製造されないそうです。前の年にたくさん硬貨が製造されると必然的に次の年は製造枚数が削減されます。その影響によって希少価値が上がる硬貨が出現することになります。
今後はキャッシュレス化の影響によって、発行枚数が極端に減っていくことでしょう。プレミア硬貨は増えていくかもしれないですね。プレミア硬貨が増えるというのも変な話ですが。
ちなみに紹介された金額は買取価格ではなく販売価格だそうです。また硬貨の状態によっても価値は変動するとのことなのでご注意を。
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