昔の常識では、風邪をひいた時は食事を摂らないと元気になれないと言われてましたが、現在では風邪で食欲がないときは無理に食べない方が良いと言われてます。
この差って何ですか?2018年9月25日放送にて紹介。
脳が食欲を抑える指令
最近の研究では、風邪で食欲をなくした状態は、脳が食欲を抑えるように指令を出していることがわかったとのこと。
風邪をひくと、脳が胃や腸に免疫を増やせと命令。胃や腸などの臓器は、それまでの活動を停止し、免疫細胞を増加させることを最優先に。風邪が治っていくメカニズムはこういう働きが作用しているのだそうです。
風邪をひいたときに食事をすると免疫細胞を増やす働きが低下する
風邪をひいた時に食事をすると、胃や腸の臓器は消化活動を起こさないといけないため、免疫細胞を増やす働きが低下。免疫細胞を増やせなくなってしまい、その結果、風邪の治りが悪くなるとのこと。
よって、早く風邪を治すためには、むしろ消化活動を抑えてあげることが重要なのだとか。
発熱や下痢が発症している場合は水の補給は忘れずに
数日間、何も食べなくてもウイルスが死滅してしまえば、体力は自然に回復。食欲も戻ってくるので、風邪の時はあえて無理に食べる必要はありません。
ただし、発熱や下痢を発症している場合は、脱水症状を伴っている可能性が高いため、水分の補給は忘れずに行いましょう。
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