洗剤には粉末洗剤と液体洗剤がありますが、どのように選んだらよいのでしょうか?
この差って何ですか?2019年5月28日放送、ドラッグストアで迷う商品の選び方の差、洗濯洗剤の選び方の差にて紹介。
洗濯洗剤のタイプによって得意な汚れが違う
洗濯洗剤の粉末洗剤と液体洗剤とは、それぞれ得意な汚れが違います。なので汚れによって使い分けます。
粉末洗剤は泥汚れに、液体洗剤は皮脂汚れの洗濯に力を発揮。泥汚れがひどいときは粉末洗剤を、皮脂汚れを落としたいときは液体洗剤を選ぶのがオススメです。
粉末洗剤のアルカリ剤が泥汚れに効果
粉末洗剤には泥汚れを落とす様々な成分が含まれていますが、中でもアルカリ剤が泥汚れを落とすポイントとなります。
現役東大生であるサイエンスお姉さんの五十嵐美樹先生によると、アルカリ剤は強力なマイナスイオンを持ちます。
泥は磁石のようにプラスイオンとマイナスイオンがくっついて出来ており、アルカリ剤のマイナスイオンによって泥汚れのプラスイオンは切り離されてしまいます。
そうすると泥の中がマイナスイオンだけとなり、マイナスイオン同士は反発するため泥汚れはバラバラとなり、そこに水がやってくると泥汚れが水によって持っていかれ、衣類が綺麗になるという仕組みとなっています。
液体洗剤の界面活性剤が皮脂汚れを落とす効果が
液体洗剤には皮脂汚れを落とすための様々な成分が含まれていますが、中でも界面活性剤が皮脂汚れを落とすポイントとなります。
五十嵐美樹先生によると、界面活性剤は皮脂汚れにくっつく性質があるとのこと。
界面活性剤と皮脂汚れがくっついた状態のところに水がやってくると、衣類から皮脂汚れを引き剥がしてくれます。なので液体洗剤は皮脂汚れを落とす効果があるというわけ。
洗濯洗剤の選び方のまとめ
粉末洗剤は、含まれるアルカリ剤によって泥汚れを落とす効果がある。液体洗剤は、含まれる界面活性剤によって皮脂汚れを落とす力が高い。
洗濯をする際には、粉末洗剤と液体洗剤のそれぞれの得意技を考慮して使い分けると良いでしょう。
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