東京ディズニーランドのパーク内には、以前は自動販売機がありませんでした。ハンドトゥハンドでのコミニュケートを重視するディズニーの原則に反するからです。
でも、近年、TDLに行った人は気づいたと思いますが、今はパーク内に3箇所設置されてます。なぜ、原則に反して自動販売機を設置したのでしょうか?
「ディズニーの片づけ」に書かれてました。
TDLに自動販売機を設置したのは、売り上げを伸ばす販売促進のためでは無いようです。
ディズニーにはSCSEと言うゲストにハピネスを提供するための行動基準があります。
Sは安全(Safety)、Cは礼儀正しさ(Curtesy)、Sはショー(Show)、Eは効率(Effcieny)で、右から順番に優先度が上となります。
ハンドトゥハンドでゲストに飲み物を直接販売するのには限界があります。夏の暑い時期には熱中症のリスクが高まるため、水分の補給が重要です。
このため、SCSEのS(安全)とE(効率)を守り、パーク内に飲み物の自動販売機を設置する運びとなったのだそうです。
それでも自動販売機が設置されたのは2008年ということですから、自動販売機を設置するのに物凄い葛藤があったんでしょうね。恐るべしディズニーのコンセプト遵守力です。
ただTDL内の自動販売機は街で見かける販売機をそのまま置いてあるのではなく、設置場所のテーマランドに合う様にデザインされて置かれてます。
当たり前のように自動販売機の前を素通りしていましたが、TDLでは珍しいものなんですね。今度行ったら記念写真を撮ってみようかと思います。
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