普段履きにOKのお洒落な下駄として人気急上昇中のハイヒール下駄。
坂上&指原のつぶれない店 2019年2月3日放送にて紹介されました。
ハイヒール下駄を製造するのは大分県日田市の老舗の下駄屋の本野はきもの工業
ハイヒール下駄を思いつき、製造しているのは、大分県日田市にある創業80年の老舗の下駄製造のお店、「本野はきもの工業」。
本野はきもの工業の3代目店主、本野雅幸さんのアイデア。
大分県日田市は下駄の産地で、かつて約200軒の下駄工房がありました。それが今や10軒程度まで減少。下駄を履く人は流石に減ってきているんですね。
そんな人気低迷の下駄の売り上げを回復しようと、若者が普段履きできる下駄を目指して開発したのが、下駄にヒールをつけたこの「ハイヒール下駄」。
ヒールの高さは9センチ!
4万円のハイヒール下駄
ハヒール下駄の価格はなんと4万円!日田下駄の通常の値段の約10倍という破格の値段。
素材に使う木材は、節目があると歩いている衝撃で割れてしまうとのことで、日本建築の梁に使われる、まったく節のない柾目(樹齢50年以上)の杉を使用。
左右の重さを同じにするなどの緻密な作業の必要もあり、緻密な作業が必要 クラフト職人と協力して作成しているとのこと。
なので、価格が高くなるのも納得です。
ただし、これだけ高い価格の下駄ですから、販売当初はまったく売れなかったのだとか。
キムタク主演の映画に採用されて売り上げ倍増!
転機が訪れたのは、キムタク主演の映画、2017年公開の「無限の住人」に採用されたこと。
そのハイヒール下駄のデザイン性の高さが評価され、女優の戸田恵梨香と栗山千明が演じる女剣士履物として採用。
その映画を観た女性が、脚が綺麗に見えるとして、お洒落な女性を中心に大ヒットしたとのこと。
お客さんは倍増し、一番落ち込んでいた時期よりも1.7倍の売り上げを達成したのだとか。
映画やテレビの力は偉大ですね!優れた商品であるというのが前提でしょうけど。
ハイヒール下駄の購入方法
「本野はきもの工業」では、下駄の形を残したタイプとミュールタイプの2つのタイプを販売中。
購入は「本野はきもの工業」のWEBサイトで可能。
ただし、現在2年待ちの状態だそうです。
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