世間では小さなトマトのことを、ミニトマトかプチトマトと呼びます。実際に街で調査すると、ミニ派とプチ派はおおよそ半々のようです。
ではミニトマトとプチトマトの差って何なんでしょうか?
この差って何ですか?2019年9月3日放送にて、ミニトマトとプチトマトの差を紹介。
ミニトマトは小さなトマトの総称
ミニトマトとプチトマトは明確な差があります。
重さ10~20gほどの小さなトマトのことを総称してミニトマトと呼びます。
プチトマトはミニトマトの中の品種の一つです。
昭和初期には小さなトマトは日本に存在していたとのこと。その当時は小型トマトとか小さなトマトと呼ばれていたそうです。
プチトマトは種の商品名
その頃は、トマトと言えば大きなトマトのことを指すという固定観念があり、小さなトマトは市場にはほとんど出回っていたのだとか。
そして昭和50年くらいに登場し爆発的に大ヒットした家庭菜園のミニトマトの種が登場しました。この家庭菜園の種の商品名がプチトマトでした。
ベランダで栽培できるとして大ヒット
高度経済成長期以降、都心部に人が集中し、マンションや団地で暮らす人たちが現れました。
そこに目を付けたのが種販売メーカー。プランターで栽培できる種をプチトマトと名前を付けて発売。
その結果、ベランダで手軽にトマトが作れるプチトマトの種が瞬く間に大ヒット。そして世間では小さなトマトの呼び方がプチトマトとして定着しました。
プチトマトの大ヒットにより様々な品種のミニトマトを栽培
プチトマトの大ヒットして以降、全国の農家では様々な種類の品種のミニトマトを栽培。市場では小売店などにミニトマトが出荷されるように。
すると昭和50年の後半から昭和60年にかけて小さなトマトの総称としてミニトマトと呼ばれるようになったそうです。
プチトマトの販売終了
こうして市場には糖度が高くて美味しいミニトマトが次々に登場。このため、プチトマトはすでに平成19年に販売終了しています。
しかし小さなトマト人気の火付け役であったプチトマトは印象が強く、現在でも小さなトマトのことをプチトマトと呼ぶ人たちが数多くいるのだそうです。
まとめ
プチトマトがすでにこの世に出回ってないとは驚くべき話。
小さなトマトのことをプチトマトと呼ぶかミニトマトと呼ぶかでだいたいの年齢層がわかりそうですね。
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