夏にかかせない、そうめん。果たしてオススメ1位のそうめんは?
食べ比べの結果、総合得点ベスト1位は小豆島手延素麺協同組合の「島の光 手延そうめん赤帯」でした。
サタプラ(サタデープラス) 2024年7月13日、そうめん ひたすら試してランキングおすすめベスト5にて買って失敗しないそうめんを紹介。
そうめんの評価のチェックポイント
今回はスーパーやコンビニ、ネットなどで購入できるそうめん15種類が対象。そしてサタプラ独自の方法にて徹底調査。
チェック項目は以下の5項目でした。
- 調理スピード
- コストパフォーマンス
- そのままの味
- つゆとの相性
- ソーメンチャンプルーにした味(夏に試したい味)
この5項目ごとに10点満点で採点をし、5項目の合計点の順位でランキング化。
今回は祇園さゝ木のオーナーシェフ、佐々木浩さんが助っ人として登場。
祇園さゝ木は5年連続ミシュランガイド三ツ星を獲得。京都屈指の予約の取れない名店と名高い。
佐々木浩さんによると、そうめんの評価ポイントは、麺のコシと食感。また小麦、塩、水のシンプルな原料の中でいかに味や香り、深みを出せるかというのも重要とのこと。
調理スピード
麺を茹でる時間は短い方が時短になって良いですね。
調理スピードは、そうめんの茹で時間を比較。佐々木さんがしっかり茹で上がっているかをチェック。麺に火が通りほどよくコシを感じるかがポイント。
15種類の平均茹で時間は2分15秒。
調理スピード1位は、稲庭うどん小川の「稲庭そうめん」。茹で時間、なんと1分28秒!
実は稲庭うどん小川の「稲庭そうめん」は、今回15種類の中で最も長い26cm。最長そうめんなのに調理スピードはナンバーワン。
茹で時間が速い理由は、麺の中の気泡。
麺の断面を拡大すると無数の気泡。麺の5段階熟成の時に気泡が生まれ、この気泡が茹で時間を速め強いコシを生むのだとか。
コストパフォーマンス
コストパフォーマンスは麺100g当たりの値段を算出して比較。
15種類平均は118円。
ドン・キホーテの「情熱価格 島原手延素麺」は、75.2円/100g。1袋に20束のそうめんが入っており、重さは1kg!
コスパ1位は、ファミリーマートの「つるっとなめらかそうめん」で65円/100g。コンビニのそうめんがコスパ1位とは意外。
一つのラインで終日製造を続けることで生産を効率化するこでコストを抑えることに成功。コストにこだわるだけでなく、香川県の軟水を使用しつるっとした食感を実現。
ちなみに茹で時間は1分52秒。茹で時間も優秀。
そのままの味
そのままの味は、何もつけずに麺だけを食べて味を比較。評価のポイントは、コシ、喉ごし、ツヤ。
そのままの味1位は、小豆島手延麺協同組合の「島の光手延そうめん赤帯」。
噛んだときにしっかりしていて塩味も程よくあるとのこと。
コシ、喉ごし、ツヤ、全てが高水準。この細さでこの弾力は凄い。透明感があり、噛めば噛むほど美味しいと絶賛。
生地には厳選された国産小麦と瀬戸内の天然塩を使用。天日干しでは爽やかな瀬戸内の潮風を当てるというこだわりよう。
麺の表面には植物油などを塗るところ、かどや製油の純正ごま油を塗っており、味わいに深みをもたらしているのだとか。
つゆとの相性
つゆの相性は、市販のめんつゆにつけて味を比較。つゆとの絡み具合や麺本来の小麦の味や香りが存分に引き立っているかなどを評価。
つゆとの相性1位は、川崎の「島原手延素麺蔵」。麺1本1本に出汁が絡み、食べた時の一体感あり。めんつゆにこだわる人にオススメなのだとか。
中力粉・強力粉由来の歯ごたえかつ上品な味わい。こだわり抜いた麺はつゆとの相性抜群。味だけでなく、小麦の香りも一気に引き立っているとのことです。
「島原手延素麺蔵」を使った佐々木シェフのオススメ アレンジレシピは、「5分で簡単!冷製イタリアンそうめん」。
食材(2人前)は、
- そうめん 2束
- めんつゆ 400cc
- トマト 100g
- 生バジル 5枚
- オリーブオイル 大さじ1
まずトッピングを用意。トマトを少し大きめにカット。次にバジルを手でむしる。トッピングはこれで完了。
バジルは手でむしった方が香りが立つのだとか。
麺は茹でた後、冷水でしっかりと冷やして麺をしめて、力強く手もみ洗い。麺は力強く洗うことで麺の脂が落ち、コシが強くなるとのこと。
後はトッピングを麺に乗せ、めんつゆをかけ、仕上げにオリーブオイルを合わせれば完成。
更にシーチキンやキュウリ、豚しゃぶを入れてもOK。
他のアレンジレシピは・・・
- 和風しそトマトそうめん(さっぱり系)
- キムチ×担々麺風そうめん(がっつり系)
「和風しそトマトそうめん」の具材(2人前)は、
- そうめん2束
- めんつゆ 400cc
- トマト 100g
- 青じそ 8枚
- ツナ缶 140g
- ゴマ油 小さじ1
「キムチ×担々麺風そうめん」の具材(2人前)は、
- そうめん2束
- めんつゆ 200cc
- 豆乳 200cc
- ゴマペースト 40g
- 合い挽き肉 100g
- キムチ 50g
- トマト 100g
- かいわれ
- ラー油
- 山椒
- 黒酢
ソーメンチャンプルにした味(夏に試したい味)
麺を炒めたときに麺がどう変わるか、コシが持続するかをチェックするために、夏に試したい味として、そうめんをソーメンチャンプルーにしたときの味を比較。
麺が食材の味に負けないか、香りや食感を損なわないか、そうめんの本質が問われるチェック項目。
ソーメンチャンプルーにしたときの味1位は、葵フーズの「富良野産小麦使用 島原手延素麺 ノンオイル」。
ソーメンチャンプルの味は、お肉と合うし負けてない。少し焼うどんに似た食感と味わい。焼きで化けるそうめんなのだとか。
北海道富良野産の小麦を100%使用し、力強くも小麦の風味が癖になるそうめんとのこと。
そうめん おすすめベスト5の結果
そうめんのひたすら試してランキングおすすめベスト5の結果は以下の通りでした。
- 1位 小豆島手延素麺協同組合「島の光手延そうめん赤帯」
- 2位 川崎「島原手延素麺 蔵」
- 3位 葵フーズ「富良野産小麦使用島原手延素麺ノンオイル」
- 4位 小野製麺「手延半田めん」
- 5位 稲庭うどん小川「稲庭そうめん」
1位 小豆島手延素麺協同組合「島の光手延そうめん赤帯」
総合ランキング1位は、小豆島手延素麺協同組合の「島の光手延そうめん赤帯」。
総合得点は50点中、47点を獲得。
- 調理スピード:9点
- コストパフォーマンス:8点
- そのままの味:10点
- つゆとの相性:10点
- ソーメンチャンプルーにした味(夏に試したい味):10点
そのままの味で1位の「島の光手延そうめん赤帯」が総合ランキングでも1位。味に関する3項目全てが10点満点の高得点。
歴史を感じる至極のそうめん。売れている商品には理由あり。
冬に塩の量を減らして熟成させる寒造りという製法にて、細麺でありながら甘さと強いコシがある麺なのだとか。
この強いコシはソーメンチャンプルーにしても衰えず、炒めてもコシがしっかり残っているとのこと。
のど越しも良く、色んな味が加わっているのにちゃんと麺の味が主役になっているのだとか。
2位 川崎「島原手延素麺 蔵」
総合ランキング2位は、川崎の「島原手延素麺 蔵」。
総合得点は50点中、46点を獲得。
- 調理スピード:9点
- コストパフォーマンス:9点
- そのままの味:9点
- つゆとの相性:10点
- ソーメンチャンプルーにした味(夏に試したい味):9点
すべての項目で9点以上の高いレベルのそうめん。
後味が良く、コシのある食感。最後はプツンと切れる食感も気持ちよく、口の中に広がる小麦の風味、癖になる歯応えでのど越しもよく、抜群のバランスを誇る逸品とのこと。
長崎県崎戸島産の天然塩を使っており、熟成を重ねながら1日かけて生地を延ばし、更に冷風をかけてもう一日かけてゆっくりと乾燥。
手間暇かけて作られるそうめん。
にもかかわらず、100gあたりの値段は76円と「島原手延素麺 蔵」はコスパ抜群。
味よし、食感良し、コスパ良しの理想的なそうめん。
3位 葵フーズ「富良野産小麦使用島原手延素麺ノンオイル」
総合ランキング3位は、葵フーズの「富良野産小麦使用島原手延素麺ノンオイル」。
総合得点は50点中、42点を獲得。
- 調理スピード:7点
- コストパフォーマンス:8点
- そのままの味:9点
- つゆとの相性:8点
- ソーメンチャンプルーにした味(夏に試したい味):10点
そのままの味で9点、ソーメンチャンプルーにした味では10点。
麺は、パン作りにもよく使われる富良野産の小麦を100%使用。富良野産小麦によって生まれる強いコシと豊かな風味が特徴。
コシ、のど越し、ツヤ、全てがハイレベルで小麦の風味が口いっぱいに広がるとプロも絶賛。
4位 小野製麺「手延半田めん」
総合ランキング4位は、小野製麺の「手延半田めん」。
総合得点は50点中、41点を獲得。
- 調理スピード:6点
- コストパフォーマンス:7点
- そのままの味:10点
- つゆとの相性:9点
- ソーメンチャンプルーにした味(夏に試したい味):9点
調理スピードとコスパで点を落とすも味の3項目では9点以上の高得点。
小野製麺の「手延半田めん」は今回の15種類のそうめんの中で最も太い麺。
特製のブレンド小麦に鳴門の塩、吉野川の伏流水と厳選された3つの材料をそうめんの生地に使用。
麺は割り箸ではないと掴みにくいくらい箸から滑り落ちるほどつるっとした食感。
高級感を感じる味わいで手軽に買えるので、夏のギフトに最適とのこと。
5位 稲庭うどん小川「稲庭そうめん」
総合ランキング5位は、稲庭うどん小川の「稲庭そうめん」。
総合得点は50点中、40点を獲得。
- 調理スピード:10点
- コストパフォーマンス:6点
- そのままの味:8点
- つゆとの相性:9点
- ソーメンチャンプルーにした味(夏に試したい味):7点
調理スピード10点満点。麺の熟成を5段階に分けることでできた気泡が、もちもちにしたコシの歯ごたえを生み出し、稲庭の名水と呼ばれる湧き水が絹のような美しい艶を演出。
この「稲庭そうめん」でしか味わえない風味があり、良い小麦を使っているので味に深みがあるとのこと。
噛んで食べた後の余韻が凄いのも特徴。
そうめんのオススメランキングのまとめ
そうめん、オススメ総合得点ランキング1位は小豆島手延素麺協同組合の「島の光手延そうめん赤帯」でした。
噛めば噛むほど美味しく、コシ、のど越し、艶、全てが高水準のそうめん。
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