関西の超一流シェフが1500円以下で3品の晩御飯の献立を作るという企画。
大阪ほんわかテレビ 2023年11月24日放送、和・洋・中のプロ直伝!良い食材で本格的な絶品レシピ!にて紹介。
4人家族の平均的な夕食代は約1500円
日本の4人家族の平均的な夕食代は約1500円。ということで1500円内でできるだけボリューミーに美しく晩御飯を作りたい。
ということで、関西の和・洋・中の超一流シェフが予算1500円以下で本格的なお家の晩御飯を作ってくれました。
イタリアン「ラ・ルッチョラ」のシェフの1500円晩御飯メニュー
1番手は大阪市福島区にあるイタリアンレストランの「ラ・ルッチョラ」の鈴木浩治シェフ。料理人歴30年以上、イタリアンの巨匠。
「ラ・ルッチョラ」はミシュラン1ツ星を獲得。素材本来の味を活かした料理が特徴のお店。
今回の「ラ・ルッチョラ」の鈴木浩治シェフの1500円メニューは以下の3品。
- お米のミネストローネ
- 煉獄のたまご
- カルボナーラ
買い出しはお馴染みのスーパーのライフで。購入した食材は以下の通り。
- しめじ 171円
- パスタ(麺)300g,160円
- 卵(8個入り)300円
- ベーコン 257円
- トマト2個 341円
- もやし 31円
- 玉ねぎ 108円
合計1368円。
1品目 お米のミネストローネ
1品目はまずは簡単に作れるボリューミーなイタリアンの「お米のミネストローネ」。材料は以下の通り。
- 生米
- しめじ
- 玉ねぎ
- もやし
- コンソメスープの素(今回の購入品外)
作り方の手順は以下の通り。
- 生米を10分間塩茹でする(プチプチした食感)。
- 玉ねぎ、しめじに火を通し、蓋をしてしんなりするまで更に加熱する。
- お湯を入れ、コンソメスープの素で味付けする。
- もやしを加え、スープをボリュープアップする。
- 1の塩茹でした米をスープに投入すれば完成。
しめじともやしに加え、プチッとした食感のお米によって、ボリューミーで新食感のスープとのこと。
2品目 煉獄のたまご(イタリア風目玉焼き)
2品目は「煉獄のたまご」。イタリアの家庭料理で、トマトソースと目玉焼きを合わせた料理。材料は以下の通り。
- ニンニク
- オリーブオイル
- トマト(2個分)
- 卵
作り方の手順は以下の通り。
- ニンニクをオリーブオイルで炒める(香りを出す)。
- トマトをざく切りにし、塩を少々投入し、炒める。
- トマトがくたくたになるまで煮込めばソースの完成。
- ソースを耐熱皿に盛る。
- 生卵をのせて魚焼きグリルで約5分加熱する。
- イタリア風目玉焼き「煉獄のたまご」の完成。
ニンニクのきいたトマトソースと卵の相性抜群。
3品目 カルボナーラ
3品目は「カルボナーラ」。材料最少限で作る定番のパスタ。材料は以下の通り。
- ベーコン
- 卵
- パスタ
- 粉チーズ
- コショウ
一般的なカルボナーラで不可欠な牛乳、生クリームは不使用。
作り方の手順は以下の通り。
- 卵、コショウ、粉チーズを合わせたらソースの完成。
- ベーコンをフライパンで炒め、パスタを合わせる。
- 卵が固まらないように火を消し、ソースを混ぜたらカルボナーラの完成。
生クリーム無しでもチーズの濃厚さでクリーミーな味わいのカルボナーラ。
日本料理「弧柳継心」のシェフの1500円晩御飯メニュー
2番手は大阪市北新地にある日本料理の「弧柳継心」の岩下寛季シェフ。
急なお客の要望にもその場でアレンジを加えて対応するミシュラン店での経験もある和食の魔術師。
今回の「弧柳継心」の岩下寛季シェフの1500円メニューは以下の3品。献立のテーマはアレンジ和食。
- 洋風みそ汁
- 和風ロール野菜
- ちりめんじゃこの揚げ出汁豆腐
購入した食材は以下の通り。
- 白菜1/4 171円
- 玉ねぎ 108円
- にんじん 171円
- 木綿豆腐 73円
- ベーコン 203円
- シーチキン 192円
- ちりめんじゃこ 214円
- 牛乳 139円
- 卵 2個 116円
- かつおパック 107円
合計1494円。
1品目 洋風みそ汁
1品目は洋風みそ汁。材料は以下の通り。
- にんじん
- 玉ねぎ
- 白菜の芯
- ベーコン
- 味噌
- 和風出汁
- 牛乳
作り方の手順は以下の通り。
- にんじん、玉ねぎ、白菜の芯を鍋に入れ、火を通し、だし汁を入れる。
- 味噌を入れ溶かす。
- 牛乳200mLを入れる。
- 香りが飛ばないように、沸騰する直前まで温めたら完成。
味噌を溶かす時は、普通の味噌汁よりもちょっと薄めにするのがポイント。
和風出汁とベーコン、味噌、牛乳が見事にマッチし、クラムチャウダーのような仕上がりとなるとのこと。
2品目 和風ロール白菜
2品目は和風ロール野菜。材料は以下の通り。
- 白菜
- シーチキン(ツナ)
- 玉ねぎ
- 砂糖
- みりん
- 卵
作り方の手順は以下の通り。
- みじん切りした玉ねぎとシーチキンを混ぜる。
- 巻きやすくするため、白菜を熱湯にくぐらせ柔らかくする。
- 柔らかくなった白菜を氷水で冷やして水気を取る。
- 1の玉ねぎ+シーチキンの具材を白菜で漏れないようにしっかりと巻いていく。
- 和風だしが入った鍋に4のロール白菜を入れ、砂糖、醤油、みりんで甘辛く味付けする。
- 味がしっかりしみ込むようにしっかりと煮込む。
- 仕上げに溶き玉子を入れ、玉子がふんわりふんわりと仕上がったら完成。
白菜とツナに浸み込んだ甘辛い出汁が口いっぱいにあふれ出て絶品とのこと。
3品目 ちりめんじゃこの揚げ出汁豆腐
3品目はちりめんじゃこの揚げ出汁豆腐。材料は以下の通り。
- 豆腐
- ちりめんじゃこ
- カツオ節
- 片栗粉
- 醤油
- みりん
作り方の手順は以下の通り。
- 豆腐に片栗粉をつける。
- 揚げ物と同様に卵をつける。
- ちりめんじゃことカツオ節と卵を混ぜ、豆腐につける。
- 170℃の油で5分揚げる。
- 醤油、みりんでさっと味付けした出汁に軽く浸して完成。
ちりめんじゃこのカリッとした食感とカツオ節から出る旨味が特徴の進化版揚げ出汁豆腐。
ちりめんじゃことカツオをのせればOKではなく、揚げてこそ意味のある一品。
中華料理「中国采エスサワダ」のシェフの1500円晩御飯メニュー
3番手は西天満にある「中国采エスサワダ」の澤田州平シェフ。
「中国采エスサワダ」は創作的なアイデアの料理が人気で6年連続ミシュラン1ツ星を獲得した人気店。澤田州平シェフは味に一切の妥協を許さない中華の番人。
今回の献立テーマは本格中華を再現。
今回の「中国采エスサワダ」の澤田州平シェフの1500円メニューは以下の3品。
- 旨味の4乗 酸辣湯(サンダータン)
- キノコの本格中華焼きそば
- 豚こま肉の酢豚
購入した食材は以下の通り。
- 豚のこま切れ肉(200g)334円
- エノキダケ 108円
- 舞茸 214円
- しめじ 171円
- 中華麺(2袋)97円
- 白ネギ 85円
- 剥き海老 309円
- 卵(4個)170円
合計1488円。
1品目 旨味の4乗 酸辣湯(サンダータン)
1品目は旨味の4乗 酸辣湯(サンダータン)。材料は以下の通り。
- シメジ
- 舞茸
- 豆板醤
- ネギ
- 剥き海老
- 和風出汁パック
- エノキ
- コショウ
- 片栗粉
- 卵
- 醤油
- 鶏ガラスープの素
- 酢
作り方の手順は以下の通り。
- 油でシメジ、舞茸を弱火で炒めて水分を抜く。
- 豆板醤、ネギ、エビを加えて炒める。
- 水 400mLを加えて沸騰させたら調味料(醤油・鶏ガラスープの素・酢)で味付けする。
- 和風出汁パックの中身を入れ混ぜる。
- エノキを入れてコショウで味を調える。
- 片栗粉でとろみをつける。
- 溶き卵を流し入れ、少し固まったら完成。
キノコとエビ、鶏ガラスープ、和風出汁で旨味の4乗。
簡単な具材と調味料の4種類の旨味成分で本格中華の味を家庭で再現。
2品目 キノコの本格中華焼きそば
2品目はキノコの本格中華焼きそば。材料は以下の通り。
- 中華麺
- シメジ
- エノキ
- 舞茸
- ネギ
- 鶏ガラスープの素
- 酒
- 醤油
- オイスターソース
作り方の手順は以下の通り。
- 中華麺をほぐさず表面を焼く。
- 1品目で余ったキノコとネギを炒め、鶏ガラスープの素、酒、醤油、オイスターソースで味付けする。
- 焼いた中華麺に味付けした2の具材を投入。
- エノキ、ネギを入れ軽く炒めれば完成。
中華麺を焼くことで水分が飛び、水分が抜けてキノコの旨味をよく吸収。表面もカリッとした食感でお店の味わいに。
またキノコの旨味が染み出したソースを中華麺が吸収。
麺自体にキノコの旨味が染み込むことで本格的なお店の味が再現できるとのこと。
3品目 豚こま肉の酢豚
3品目は豚こま肉の酢豚。材料は以下の通り。
- 豚のこま切れ肉
- 塩コショウ
- 片栗粉
- 卵
- 醤油
- 酢
- 砂糖
- みりん
作り方の手順は以下の通り。
- こま切れ肉を丸めて塊肉にする。
- 肉に塩コショウで下味をつける。
- 片栗粉と卵を混ぜた衣をつけて油で揚げ焼きする。
- 澤田流酢豚の甘酢あんの黄金レシピ(醤油80g・酢65g・砂糖52g・みりん33g)の甘酢だれに水溶き片栗粉でとろみをつけて肉に絡めたら完成。
こま切れ肉を塊にするのが豚こま肉の酢豚のポイント。こま切れ肉を固めることで塊肉の層となり、口の中でほろほろとほどけ、硬くならないのだとか。
300円で4人前のお店の1600円以上の酢豚にも負けない酢豚とのこと。
まとめ
さすがプロですね。少ない予算でも美味しい料理が作れる。
調味料など1部には予算外のものも含まれていましたが、そこはご愛嬌。
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