寿司はご飯が多いので日本では太るイメージ。しかし海外ではヘルシーフードとして人気。
日本と海外では寿司に対するイメージが真逆。果たして寿司は太りやすいのか、太りにくいのか。
それって!?実際どうなの課 2022年4月6日放送で、寿司を3日間食べ続けると体重がどうなるのか検証。
寿司は栄養のバランスが整った食べ物
食べて痩せる寿司ダイエットの著者、管理栄養士の伊達友美先生によると、
「お寿司は基本的に太らない食品。3つのエネルギー産生栄養素である糖質、脂質、タンパク質の3つの栄養素がきちんとバランス良く摂れ、コレステロールを整えると言われるDHA、EPAが豊富。更に酢飯なため、基本的には血糖値の急上昇も防ぐことができる。栄養のバランス的には非常に整っている食べ物」
とのこと。
寿司を食べても太らないかどうかはチャンカワイが検証
今回の「寿司を食べ続けても太らないかどうか」を検証したのは、お馴染み芸人のチャンカワイさん。
食べる寿司の量は、1食30貫。この量の寿司を3食、3日食べ続ける。
検証前のチャンカワイさんの体重は、93.8kg。
1日目の検証結果
1日目の寿司(30貫×3)は、マグロ、大トロ、サーモン、コハダ、かんぱち、イカ、アジ、甘エビ、タマゴ、えんがわ、ホタテ、イクラ、雲丹、ネギトロ。この寿司プラスみそ汁。
みそ汁は胃腸を温め、ミネラルと水分を補うのが狙い。
朝食30貫は問題なく完食。しっかりとお腹が膨れたなという感じと余裕。消化すること3時間。
昼食も難なく完食。消化すること4時間。
夕食も難なく完食。
これで1日90貫を完食。総重量は約2.7kg、総カロリー数は約6000カロリー!
チャンさんによると、お腹はいっぱいだが口当たりさっぱりで苦しさを感じさせないとのこと。
次の日の体重は94.1kg。検証前の体重から0.3kg増でした。
2日目の検証結果
2日目の朝食、難なく完食。消化すること3時間。
昼食にはすしざんまいの寿司職人が寿司を握りにチャンさんのもとに。
寿司ネタは25種類。タマゴ、かんぱち、えんがわ、タコ、イカ、甘エビ、エビ、アジ、雲丹、コハダ、サバ、アナゴ、大トロ、中トロ、赤身、サーモン、カツオ、鯛、シマアジ、赤貝、ホタテ、つぶ貝、イクラ、ネギトロ、かんぴょう。
チャンさんがネタのリクエストして30貫を完食。そして消化すること4時間。
夕食は味変。市販のワサビ、生ワサビ、粉ワサビの3種類のワサビを用意。
生ワサビは擦って使います。生ワサビは擦り方によっても味が変わるのだとか。
力を抜いて”の”の字に擦ると辛さが増します。ゆっくりしっかり強いが辛みが残る味わい。寿司との相性は抜群。爽やかでフレッシュ感が増すとのこと。
粉ワサビは水で溶いて使います。水で溶くと練りワサビに。練りたてが一番効くとのこと。
風味は良いがパーンと弾ける感じで、このパーンが口の中で消えず、持続し、市販のワサビと生ワサビの両方の強みを兼ね備えているのだとか。
そして夕食のお寿司も味変の助けを借りて難なく完食。
2日目も総重量約2.7kgで総カロリー数約6000kcal。
そして次の日の体重は94.1kgでマイナス0.1kgの減少。2日間では+0.2kg。
3日目の検証結果
3日目の朝食も問題なく完食。消化すること3時間。昼食も完食し、消化に5時間。
夕食はチャンさん自ら寿司を握っていただきます。
これで3日間の寿司の総重量は約9kg(270貫)、総カロリー数は約18000kcalを完食。
そして次の日のチャンさんの体重は、93.6kgで前日から-0.4kgの減少。
3日間の結果は、体重が93.8kgが93.6kgとなり-0.2kgの体重減でした。
3日間トータルで寿司270貫、総重量約9kg、総カロリー数約18000kcalで-0.2kgの体重減は立派。
専門家の考察
伊達友美先生によると、
「普段不足しがちなDHA、EPA、オメガ脂肪酸を集中的に摂取し、体重が減ったと思われる。DHAやEPAなどの脂は炎症を抑えたり、体脂肪を燃やしやすくしたり、コレステロールを整える働きがあり、脂肪を少し燃えやすい方向にシフトしたのではないかと予測できる」
とのこと。
寿司に関するうんちく
今回の寿司の検証中に、寿司に関するうんちくが語られました。
生魚を食べると太らない理由
寿司の代表的な具材は生魚。魚の栄養素のDHAやEPAは加熱するより生の方が効果的に摂取できるとのこと。生魚の食物酵素によって太りにくい体を作ることができるのだとか。
DHAやEPAはサバやサンマ、マグロなどに多く含まれ、寿司は体重を気にしている人にとってはうってつけの食べ方。
みそ汁の効果
みそ汁は胃腸が温まり、ミネラルや水分を補う効果あり。
更にみそ汁の抗酸化作用によってDHAやEPAの酸化を防ぎ、効果的に吸収できる効果が期待できるとのこと。
わさびが効くか効かないかはネタによる
わさびが効くか効かないかはネタによるとのこと。
わさびは魚の脂と溶け合い、わさびの辛味は脂によって緩和されます。
よって脂が少ないイカや貝類は辛さを強く感じやすいのだとか。
また肉の脂でも同様に辛さが緩和されるため、ステーキにわさびをつけても辛さはあまり感じず美味しくいただけるとのことです。
ホルモンには美髪・美肌効果あり
ホルモンには美髪や美肌に効果がある栄養素がたっぷりあるとのこと。
脂の部分にコラーゲンやタンパク質が多く含まれており、肌の弾力や水分量を高める効果や老化防止の効果があると言われているとのこと。
まとめ
今回の検証結果では、寿司を3日間食べ続けても太りにくいことが分かりました。
ミネラルを補うためにみそ汁と一緒に食べるのがオススメ。
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