スーパーやコンビニで購入できる豆大福。美味しい豆大福はどれなのか?
サタプラ(サタデープラス) 2024年4月20日 ひたすら試してランキングおすすめベスト5では、買って失敗しない豆大福をランキング形式で紹介。
結果、総合ランキング1位はとかち製菓の「黒豆大福」でした。
豆大福の評価のチェックポイント
今回はスーパーやコンビニ、ネットなどで購入できる豆大福12種類が対象。そしてサタプラ独自の方法にて徹底調査。
チェック項目は以下の5項目。
- 豆の満足度
- コストパフォーマンス
- 餡だけの味
- 餅だけの味
- 全体の味
この5項目ごとに10点満点で採点をし、5項目の合計点の順位でランキング化。
豆大福の評価の助っ人
今回の豆大福の回の助っ人は、夢菓子工房ことよの3代目、岡本伸治さん。
夢菓子工房ことよは、昭和23年に創業した三重県四日市の老舗和菓子店。
夢菓子工房ことよの「金柑しずく」は、2017年全国菓子大博覧会三重県大会で農林水産大臣賞を受賞。
和菓子作りの高い技術力を持つ岡本さんは、国内外で和菓子の技術指導をする和菓子のプロ。
岡本さんによると、豆大福は、餅と餡、豆の全体バランスが凄く重要とのこと。
豆に塩気を足すところも多いため、味のアクセントを加えながら、一体感がどれくらいあるのかも大事なのだとか。
豆の満足度
豆の満足度は、1つの豆大福に使われている豆の数、重さを総合的に評価。
今回の12種類の豆大福の豆の数の平均は13.4個。
豆の満足度1位は、山崎製パンの「特撰豆いっぱい大福(十勝産小豆び粒餡)」。
外から見てもいっぱいの豆。豆の数は37個、重さは23.5gで断トツの1位。
赤えんどう豆を従来品の2.5倍使用し、豆の数が多いだけでなく、自家製餡の甘さと塩豆のバランスにとことんこだわり、豆の風味を贅沢に楽しめる豆大福とのこと。
コストパフォーマンス
コストパフォーマンスは、値段をg数で割って100gあたりの金額を算出して比較。12種類の平均は168.4円/100g。
コスパ1位は、明日香野の「豆あんこ餅(粒餡,5個入り)」。100gあたりの金額は86.6円。
首都圏や近畿圏のイオンやライフなどのスーパーで販売。
明日香野は、大手和菓子メーカー。美味しい和菓子を毎日食べて欲しいという想いから、原料を厳選し、常に生産効率を改善して驚きのコスパを実現したという。
通常は餅粉だけのところを米粉を加えて程よいコシのある餅に仕上げているのだとか。
餡だけの味
餡だけの味は、餡だけを食べて比較。
こってりとした甘さだけが口に残ると舌触りの悪さになり、キレのあるさっぱりとした口当たりも重要とのこと。
餡だけの味1位は、武蔵製菓の「もんめや塩豆大福」。関東圏のイオン、コープなどで主に販売。
小豆の炊き方がよく、豆感があり、口どけがよくて消えていく食感。
北海道産小豆を使用した自家製餡で、蓄積したデータをもとに常に最高の状態で炊き上げ、3日以内に消費者へ届けられるようにフレッシュさにもこだわっているのだとか。
餅だけの味
餅のみを食べて餅だけの味をチェック。コシが強く粘りがあるかが評価ポイント。
餅だけの味1位は、とかち製菓の「黒豆大福」。
お餅をそのまま食べているような自然なお餅の味わいが特徴。舌触りも味もちゃんと餅。くどさがなく、変な甘さもないとのこと。
少し無理をして餅風にしたものが世の中に結構出回っている中、とかち製菓の「黒豆大福」は本格的でかなりの高評価。
とかち製菓は2012年に創業した北海道十勝の菓子メーカー。
創業当時はコンビニのプライベートブランド商品を製造していたが、自社オリジナルブランド商品として開発したのがこの「黒豆大福」。
餅粉をねって作るお餅が多い中、この「黒豆大福」は北海道産の餅米を使い、杵つき製法でもち生地を製造。これによって餅本来のコシと粘りが感じられる餅生地に仕上がっているとのこと。
全体の味
全体の味では、餡、餅、豆のバランスの良さを比較。
全体の味1位は、シャトレーゼの「白州名水塩豆大福」。美味しすぎて2個いってもおかしくないと和菓子のプロも太鼓判。
あんこと豆も美味しく、餡と豆のバランスが秀逸。くどい甘さが残らないのも特徴。
風味豊かな餡は北海道十勝産の小豆を100%使用。餅米には宮城県産みやこがねを使い、粘りと風味のある餅生地に。
良いアクセントを演出する塩豆は北海道産赤えんどう。
これら厳選された原料を使った餡、豆、餅生地を上手くまとめ上げているのが甲斐駒ヶ岳の白州名水。まろやかな軟水が素材の美味しさを最大限に引き出しているとのこと。
生菓子にはおおよそ20%の水が入っており、質の良い水を使うと味に反映されやすいのだとか。
豆大福 おすすめベスト5の結果
豆大福 のひたすら試してランキングおすすめベスト5の結果は以下の通りでした。
- 1位 とかち製菓「黒豆大福」
- 2位 シャトレーゼ「白州名水塩豆大福」
- 3位 武蔵製菓「もんめや塩豆大福」
- 4位 山崎製パン「謹製豆大福(つぶあん)」
- 5位 あわしま堂「塩豆大福(粒あん)」
1位 とかち製菓「黒豆大福」
総合ランキング1位は、とかち製菓の「黒豆大福」。
総合得点は50点中、45点を獲得。
- 豆の満足度:7
- コスパ:8
- 餡だけの味:10
- 餅だけの味:10
- 全体の味:10
味の3項目全てが10点満点と高評価。
豆大福の豆には、一般的には赤えんどう豆を使いますが、この「黒豆大福」は十勝産黒豆を使用。
黒豆ならではの豆の旨味が際立つのだとか。
餅生地は餅粉ではなく、北海道産の餅米からつくった餅は高レベル。
専門店で目隠ししてどっちだ?とやって分からないレベルとのこと。
2位 シャトレーゼ「白州名水塩豆大福」
総合ランキング2位は、シャトレーゼの「白州名水塩豆大福」。
総合得点は50点中、43点を獲得。
- 豆の満足度:8
- コスパ:8
- 餡だけの味:8
- 餅だけの味:9
- 全体の味:10
5項目全てが8点以上。全体の味は10点、餅だけの味は9点と高得点を獲得。
シャトレーゼの「白州名水塩豆大福」は、和菓子に重要な水にこだわった豆大福。
白州名水によって餡、餅、豆のバランスをまとめ上げられ、素材の良さを引き立てているとのこと。
餅はコシと弾力のある食感。
くどい甘さなどが残らず、もう一つ食べたくなる豆大福。
3位 武蔵製菓「もんめや塩豆大福」
総合ランキング3位は、武蔵製菓の「もんめや塩豆大福」(2個入り)。
総合得点は50点中、42点を獲得。
- 豆の満足度:7
- コスパ:7
- 餡だけの味:10
- 餅だけの味:9
- 全体の味:9
餡だけの味が10点、餅だけの味と全体の味はどちらも9点。味の3項目で高得点を獲得。
武蔵製菓の「もんめや塩豆大福」は、塩味をきかせた富良野産赤えんどう豆を混ぜ、国内産餅粉を使用した生地に混ぜ込み、この餅で小豆風味たっぷりの餡を包んだ豆大福。
餅生地は小豆風味たっぷりの餡の口どけを損ねないように計算されており、生地と餡の硬さのバランスにこだわっているとのこと。
餅が美味しく、変な甘さなし。餅と餡、豆の味がちゃんと立っており、非常に良いバランスとプロも絶賛。
メーカーのオススメアレンジは、絶品即席ぜんざい。
お椀に「もんめや塩豆大福」を入れ、熱湯をかけるだけ。餡だけの味1位の絶品即席ぜんざいの完成。
豆がいいアクセントとなっているのだとか。
4位 山崎製パン「謹製豆大福(つぶあん)」
総合ランキング4位は、山崎製パンの「謹製豆大福(つぶあん)」。
総合得点は50点中、41点を獲得。
- 豆の満足度:9
- コスパ:9
- 餡だけの味:8
- 餅だけの味:8
- 全体の味:7
「謹製豆大福(つぶあん)」は豆の数にこだわった豆大福。
豆大福1個の中に、24個の豆が入っており、豆の満足度は2位。
豆と生地は程よい塩味がきいて自家製つぶあんと相性抜群。
あんは柔らかすぎずに餅に負けず、口どけがとても良いとのこと。
計算ではなく、たくさんの失敗によってたどり着いた豆大福。企業努力が感じられるのだとか。
5位 あわしま堂「塩豆大福(つぶあん)」
総合ランキング5位は、あわしま堂の「塩豆大福(つぶあん)」。
総合得点は50点中、39点を獲得。
- 豆の満足度:7
- コスパ:9
- 餡だけの味:8
- 餅だけの味:7
- 全体の味:8
餡だけの味が高得点、コスパが9点。
あわしま堂は、愛媛県の老舗和菓子メーカー。「塩豆大福」イトーヨーカドーやライフ、Coopなどの大手スーパーで購入可能。
「塩豆大福」は、蜜漬け加工した柔らかで甘めの赤えんどう豆を使用し、まろやかな塩の長崎県産磯塩を使い、甘味と塩味に優れた豆大福。
穏やかな甘さと伸びる餅生地が特徴。
出来立ての餅であれば伸びるのは普通だが、何日か経った後でも伸びるのはちゃんと工夫されている証拠なのだとか。
メーカーオススメのアレンジは、「きな粉蜂蜜大福トースト」。豆大福をカットし、トーストにのせるだけ。
甘さと塩味が癖になるおやつトーストとのこと。
豆大福のオススメランキングのまとめ
豆大福、オススメ総合得点ランキング1位は、とかち製菓の「黒豆大福」 でした。
和菓子専門店で販売しても分からないほどの高クオリティとプロも絶賛。
味の部門では全て10点満点でした。
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