新米の季節の秋。卵かけご飯を食べるには最もオススメの時期。
ホンマでっか!?TV 2025年9月17日放送、科学で実証!秋グルメの健康効果にてオススメの卵かけごはんの美味しい食べ方などを紹介。
一般的な卵でも格段に美味しくなる卵かけご飯の食べ方
卵かけご飯が格段に美味しくなる卵かけご飯の食べ方を紹介してくれたのは、上野貴史さん。
上野さんは、元イタリアンやフレンチの料理人。これまで1万食の卵かけご飯を食べ、延べ2万人のモニターと美味しい卵かけご飯を研究してきた卵かけご飯のスペシャリスト。
上野さんによると、スーパーなどで普通に売られている一般的な卵でも格段に美味しさがアップする卵かけご飯の食べ方があるとのこと。
紹介された美味しさがアップする卵かけご飯の食べ方は次の通り。
- 白米が入っているお椀とな別のお椀に卵を割る。
- 白身を箸で切るようにかき混ぜる。
- 薄口醤油を白米の上にかける。
- 醤油と白米を混ぜて醤油ご飯を作る。
- 溶いた卵を醤油ご飯の上にかける。
- 素早くかき混ぜてすぐに食べる。
これはサンライズという作り方。全部で16種類の作り方があるのだとか。
サンライズは、先にご飯に醤油を混ぜ、その後に卵で米粒をコーティングするため、お米、醤油、さらに外側に卵の層が出来た状態で口に入っていくため、初めに卵の味が先に来て、その後、醤油の塩味とコク、米の甘味が口の中で味のグラデーションが起きて美味しくいただけるとのこと。
醤油ご飯の夜空に溶き卵の朝日が広がるのでサンライズと命名。
卵かけごはん祭り3連覇して殿堂入りした卵「夢王」
更に美味しい卵かけご飯を食べたいなら、美味しい卵を選ぶのも重要。
上野さんが特にオススメする卵が、「夢王」。卵かけごはん祭りでなんと3連覇して殿堂入りを果たした卵。
卵の味を決めるのは、鶏の餌と水が99%。「夢王」(10個入り,1,080円)は、100年続く飼料会社が日本一の卵を作ろうというコンセプトのもと開発。
鶏の飼料は、ニンニク、唐辛子、緑茶、パプリカ、梅酢など31種類の材料を配合したもの。
「夢王」の卵黄は、一般的な卵と比べ色が濃いオレンジなのが特徴。更に食べてから美味しいと感じるまでの早さも他の卵と比べて圧倒的に早いとのこと。
上野さん曰く、コンテストで色んな卵と食べ比べしたが、「夢王」のインパクトが強すぎて他の卵では太刀打ちできないのだとか。
美味しい卵の選び方
卵かけご飯のプロ、上野さんが美味しい卵の選び方も紹介。上野さんによると、卵のサイズが重要とのこと。
卵かけご飯の卵はMサイズがオススメ。
卵のサイズはMサイズまでは卵黄と卵白の成長が同じで、卵黄の比率が高い。よってご飯との相性が抜群。
Lサイズになると卵白だけが増加。
卵かけご飯の場合は、卵黄の比率が高い方が美味しく感じられるためMサイズ(約60g)がオススメ。
卵かけご飯のお米と醤油の黄金比率
上野さんによると、卵かけご飯はお米と醤油の黄金比率があるとのこと。
やや硬めに炊いたご飯150gに対して醤油7~7.5g(小さじ1杯半ほど)が、Mサイズの卵(約60g)を使った場合のそれぞれの素材の味を最も味わえる割合。
醤油は濃口だと香りが強すぎるため、少し甘みがある薄口醤油を使うのが卵を美味しく食べるためには理想的。
卵かけご飯のプロが推奨する醤油
上野先生によると、貝類の旨味成分が卵かけご飯と相性が良いとのこと。出汁醤油で言うとシジミの出汁が最もオススメ。
ホタテや牡蠣だと旨味が強すぎてどんな卵でも負けてしまうため、シジミくらいが丁度良いのだとか。
シジミの出汁で作った出汁醤油は、島根の方で売っているとのこと。
生卵の保存方法
上野先生によると、卵を冷蔵庫で保存する際、冷蔵庫の扉の上の卵ポケットに置くのはNG。
温度の変化と揺れは卵の品質に悪影響。なので冷蔵庫の扉の部分は卵の保存場所として最悪の場所。
卵のパックに入れたまま冷蔵庫の棚の奥に保存するのが最も長持ちするとのこと。
ちなみに、最近の冷蔵庫の扉には卵置きがないものが主流。
まとめ
一般的な卵でも格段に美味しくなる卵かけご飯の食べ方はサンライズ。
卵かけご飯で特にオススメしたい卵は、「卵かけごはん祭り」で3連覇して殿堂入りした卵の「愛王」。
卵かけご飯の卵を選ぶなら、サイズはMサイズ。
卵かけご飯は、お米と醤油の黄金比率がある。
卵かけご飯のプロが推奨する醤油は、シジミの出汁醤油。
生卵を冷蔵庫で保存するなら、パックに入れた状態で冷蔵庫の棚の奥へ。
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