低脂肪ダイエットは、アメリカの1人の男が金儲けのために仕組んだダイエットとのこと。
林先生が驚く初耳学!2019年1月13日放送にて紹介。
低脂肪ダイエットを広めたおかげで肥満に関する研究が50年以上も遅れた
低脂肪ダイエットとは、脂質を抑えてカロリー摂取を減らし減量を狙うダイエット方法。一昔までは主流のダイエット方法でした。
アメリカの1人の男が低脂肪ダイエットを広めたおかげで、肥満に関する研究が50年以上も遅れたのだと医師は断言。
この低脂肪ダイエットは、2016年アメリカの医学誌の調査論文によると、金儲けのために始めたとのこと。ちょっと許せないですね。
その男は砂糖研究財団のNo.2のジョン・ヒクソン
金儲けのために低脂肪ダイエットを広めた男は、砂糖研究財団のNo.2のジョン・ヒクソン。
1970年代のアメリカでは、心臓病による死亡率が増加。そこで注目されたのが心臓病を予防するための食生活。
ジョン・ヒクソンはこの食生活に目をつけ、金儲けを企みます。
その企みとは、脂質に悪者になってもらうというもの。
脂肪と心血管の影響だけをクローズアップ
1950年代の当時から砂糖や脂肪が健康に及ぼす悪影響が語られていたのですが、ジョン・ヒクソンはその風潮を逆手にとり、砂糖の売り上げを伸ばそうとしたとのこと。
心臓病の原因を脂肪へ押し付けるために、ハーバード大学の研究者3人に資金を提供。論文を書かせ、科学者へ論文を書かせ、あたかも砂糖と心臓病が関係ないかのような論文を発表。
砂糖と脂肪の過度な摂取は、心血管への影響はあるが、砂糖の影響はかなり操作され、脂肪と心血管の影響だけをクローズアップ。こうして低脂肪ダイエットが一大ブームに。
低脂肪食品にコクと甘味を足すために砂糖がバカ売れ
これで世の中に低脂肪ダイエットが広まったのですが、低脂肪食品はカロリーが低いため、味が薄くて人気がありませんでした。
ここにつけ込み、砂糖を低脂肪食品に加えることでコクと甘味を出せることをアピール。こうして砂糖の売り上げが上がったのだそうです。
つまり、脂肪は悪者 → 低脂肪ダイエットが普及 → 低脂肪食品が人気 → 同時に砂糖の売り上げも向上、という構図。
こうして砂糖業界が潤うことに。
2000年頃までは砂糖の取りすぎと心臓病の関係性は大きく問題とはなっていなかったとのこと。
困ったもんですね・・・。
バランスの良い食事が大事
現在では間食でナッツなどの良質な脂質を摂るのがダイエットには効果的とも言われています。
低脂質ダイエットや低糖質ダイエットは今も流行っていますが、脂質・糖質ともに体に必要なものであり、多すぎても少なすぎても健康面へ影響を与えます。
バランスの良い食事を心がけましょう。
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