世界各国では、国々で様々な民間療法が存在します。それでは病気の代表格である風邪については、どのような民間療法があるのでしょうか?
大阪ほんわかテレビ2018年3月2日放送、日本人の知らない!?海外の暮らし丸秘アイデア、おばあちゃんの知恵袋 ザ・ワールドにて紹介されました。
スウェーデンでは熱を下げるのにジャガイモを使う
スウェーデンなどの北欧では、極寒の地でも育つジャガイモが主食。
スウェーデンのジャガイモ消費量は年間1人当たり53.4kg。日本では24.6kgなので2倍以上のジャガイモが消費されています。
それだけスウェーデンではジャガイモが身近な食物となっています。
そんなジャガイモは、風邪で高熱が出た際に、熱を下げるのに使うそうです。
ジャガイモをスライスしておでこに貼る
熱を下げるのに使うジャガイモはスライスしたものを使います。
スライスしたジャガイモをそのままおでこに貼るだけ。これで熱が下がるといいます。
ジャガイモのアルカロイドに麻酔効果がある
医学博士の吉田たかよし先生によると、ジャガイモにはアルカロイドと言われる成分があり、麻酔効果があるのだとか。
ジャガイモをおでこに貼ることで、アルカロイドが皮膚から吸収され、風邪の不快感が緩和される効果はあるとのことです。
麻酔効果があるのはわかったのですが、熱を下げる効果は?
冷えピタみたいに、ジャガイモの水分の気化熱で熱を下げるのかも。
ウクライナではニンニクを使う
ウクライナでは、風邪をひかないようにとニンニクを使うそうです。ニンニクを首にかけたり、首からぶら下げているのだとか。
通常は、手作りのケースにニンニクのかけらを入れ、ペンダントにするのが一般的とのこと。
赤ちゃんの場合は、ベッドに入れたりすることもあるそうです。
ニンニクの硫黄化合物が代謝と免疫力をアップ
吉田先生によると、ニンニクには硫黄化合物が含まれており、この硫黄化合物の臭いを鼻から体内に吸収すると、代謝と免疫力をアップする一定の効果が期待できるとのこと。
中国ではお茶葉を熱冷ましに使う
中国では、熱が出たときに、飲み終わったお茶葉を熱冷ましに使うそうです。
使い方は次の通り。濡れたままのお茶葉をガーゼで包み、そのガーゼでおへそを刺激するだけ。
おへその周辺は太い血管が通っており、おでこよりも効率的に熱を下げることができるのだとか。
更にお茶葉には抗菌作用もあり、氷のように冷や過ぎることもないので丁度良いそうです。
インドネシアではコインで治す
インドネシアではちょっと変わっていて、食材ではなく、コインで風邪を治すそうです。
「クロカン」というこの民間療法は、まず上半身裸になってうつ伏せに寝ます。コインに食用油をつけ、背中をこするつけるだけ。
食用油を塗りながら骨の間をコインで擦ることで、血流やリンパの流れが良くなるのだとか。
インドネシアでは、風邪だけではなく、お腹の調子が悪い場合も「クロカン」を行うそうです。
背中をコインで擦るので背中は真っ赤になりますが、痛くは無く気持ちよいとのこと。
日本円では、500円玉が丁度良い大きさだそうです。
フィリピンではチョコのお粥を食べる
フィリピンでは、風邪をひくとチョコレートのお粥「チャンポラード」を食べるとのこと。
「チャンポラード」の作り方は次の通り。
- 米を水で煮込んでお粥を作る
- チョコレートを投入
- 砂糖で味を調えながら約5分間煮込む
- 仕上げに生クリームをかけて完成
お粥とチョコの組み合わせはエッ!?と思ってしまいますが、意外と美味しいそうです。風邪がなぜ治るのかは不明。
世界各国の風邪の民間療法のまとめ
世界各国には、やはり色んな民間療法がありますね。日本ではネギを使うのが有名。困った際には試してみるのもアリかも。
ただし、人によっては体に合わなかったり、効果に差がある場合もあるのでご注意を。
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