麒麟の川島明さんがオススメする一気読みできる漫画「ルーザーズ ~日本発の週刊青年漫画誌の誕生~(1~3巻)」。
マンガ沼 2022年7月3日放送にて紹介。
漫画アクションの創刊秘話を描いたドキュメント漫画
「ルーザーズ~日本発の週刊青年漫画誌の誕生~」は双葉社の漫画アクションにて連載。著者は吉本浩二氏。
全3巻で2,3時間で一気に読める漫画。
内容は、ルパン三世、子連れ狼、じゃりン子チエ、クレヨンしんちゃんなどのスーパータイトルを持つ双葉社の漫画雑誌の「漫画アクション」の創刊秘話を描いたドキュメント漫画。
青年向けの新しい漫画を模索して誕生した漫画アクション
まだ漫画が子供の物だった時代の1965年(昭和40年)。清水文人は青年向けの新しい漫画を世に送り出そうと、大人でもない子供でもない青年が読む漫画を模索。
そんな中、捨てられていた”マニア”という同人誌をたまたま手に。
その同人誌の中に、大人も読める痺れるようなアクション映画のような漫画になる可能性を秘めた画風の漫画が掲載。
実はこの漫画がのちにモンキー・パンチとなのる加藤一彦という男の子が投稿したものだった。
行動=アクションが漫画アクションの名前の由来
加藤一彦(モンキー・パンチ)は海外の雑誌に影響され、働きながら一所懸命日本にはまだなかった画風の漫画を描いていたが、日本ではまったく受け入れてもらえていなかった。
そのタイミングで、清水文人と加藤一彦が出会い、需要と供給がバチン!と合ったことで新たな漫画誌の未来が開かれていく。
青年向けのみで勝負するとの行動に移すべきではないかということで、行動=アクションという名前で創刊され、大ヒットに。
皆が汗水たらして酒を飲みながら熱く語るシーンは見どころで、吉本浩二漫画の真骨頂とのこと。
モンキー・パンチは編集長の文ちゃんが名付け親
モンキー・パンチという名前は、編集長の清水文人こと文ちゃんが名付け親。
加藤一彦では日本人が描いたとバレバレなので、ペンネームをモンキー・パンチとしたとのこと。
まとめ
一気に読める「ルーザーズ」。ルパン三世、漫画の歴史や漫画アクションの創刊秘話に興味がある人にオススメ。
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